活動

炊き出し支援活動 一般参加者のレポート

6月14日に行った南三陸町志津川地区での炊き出しに参加、ご協力くださった芳賀通運様の女性社員3名様から炊き出しを終えてのレポートをいただきました。ここにご紹介させていただきます。

被災地支援活動に参加して

5月5日のこどもの日、志津川小学校へ同行させて戴いたのに続き、2回目のお手伝いとして参加させて戴きました。

前回は電気も水道も全くない状態でしたが、今回は仮設の電柱が随分と張り廻らされていたり、仮設住宅の設置も進んでいるようで、復興の姿が少しずつ目に見える形になっていました。3ヶ月経った今も視野に入るのは、ガレキ一面の手付かずの所がほとんどですが、重機などの復興支援車輌が沢山活躍し、ガレキを集約している場所も見受けられました。
炊き出しをしていても被災者の方々がちょっとは明るくなったような気がします。笑顔が見られるようになり、「ご馳走になります」「ありがとうございます」「大盛りにしてくれてありがと!」などとの会話もできました。地元の方達ばかりではなく、”何とかしなければ!負けてはいけない!”という、人々の熱い思いが、遅いけれど確実に伝わっていることが解ります。人間、本気になって本気の思いを伝えたら、それはちゃんと伝わるものだと。
特に真岡JCさんが用意されたお盆。これは前回も今回も高評でした。お盆を支援物資とした理由を伺うと、「初回の時にダンボールしかなかったので不便だと思った」とのことですが、これはかなりのヒット用品。やさしさの押し売りではなく、自己満足の結果でもなく、真に相手の立場に立って考えられたからこその、発案の賜物だと感じました。
地域や会社において「常に相手の立場で考えて」などと、スローガン的に発している私でしたが、この言葉には奥が深いものがあるのを感じ反省しました。またこのような復興支援は、一時的な感情的な思いではなく、長く続けなければ意味がないことも学びました。小さなことですが、節電したり、ボランティアに参加したり、現地のものを購入したり・・・と、背伸びをせずにコツコツと、出来ることからやっていきたいと思います。自分だけでなく、家族や同僚や地域の人たちも巻き込んで。
今回の矢部様を象徴するように、地域リーダーのネットワークをお持ちの真岡JCさん。羨ましい限りです。このような若い力、熱い思いが次の世代の日本を変えていかれるのですね。メンバーさんではないけれど、裏方として可能な限り協力致したいと思います。
参加させて戴いてありがとうございました。
芳賀通運株式会社 N様
続きましてもうお一人からのレポートを御紹介します。
南三陸町へのボランティア活動に参加して
東日本大震災について、各メディアの報道から、自分自身も何かしたいと常々考えていましたが、術がわからず行動に移すことができませんでした。今回青年会議所の方に声をかけていただき参加させていただき本当に感謝しています。
現地に入るまで被災地であるという状況は見受けられませんでしたが、突然視界に入ってきた惨状に愕然としました。自宅での報道映像とは比べ物にならない衝撃を受け、風景・流れている空気と共に現実感が一層肌で感じられました。
初参加の私はただ目の前の仕事をこなすだけで精一杯でしたが、回数を重ねている方々の心くばりには敬服いたしました。正に、相手の立場になって行動する事を見事に実践されていました。現地の方々に暖かく見送られ「私は付いてきただけなのに」と申し訳ない気持ちにもなりました。バスが見えなくなるまで手を振っていただき、なかでもバスめがけて一生懸命手を振りながら走ってくるおばあちゃんには思わず目頭が熱くなり、また来よう!と強く思いました。
一口にボランティアといっても金銭的、時間的にも個々には大変な状況であることも認識できましたので、今回の参加は人生観が変わるくらいの体験でした。
機会がありましたら、次回も是非参加させていただきたいと思います。
いろいろとご指導をいただきありがとうございました。
芳賀通運株式会社 F様

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