6月14日(火) 被災地支援活動(南三陸町志津川地区)
6月14日に南三陸町志津川地区で炊き出しを行いました。今回は真岡青年会議所から、塚本特別理事、篠原特別理事、大滝副理事長、芳賀通運様より女性スタッフの方が3名、運転手さんの計7名で挑みました。
活動に参加した篠原特別理事の報告をご覧ください。
特別理事の篠原です。
14日に実施しました南三陸町志津川地区での炊き出し支援を報告します。
真岡JC炊き出し支援活動は、今回で9回の支援となります。
今回は、宮城県南三陸町の志津川高校での炊き出しとなりました。
参加者は、真岡JCとして、塚本特別理事、大滝副理事長、
芳賀通運様より女性スタッフの方が3名、運転手さん、そして私の計7名。
私は、1ヶ月半前の4月の支援でも志津川地区を訪れていますが、
その時と比較して、津波による瓦礫の町並みは、
まだまだ、車や材木などの重機を必要とする瓦礫は残っていますが、
ざっと見て、半分ほどは回収が進んでいる印象でした。
しかし、その片付いた更地、がれきに群がる大量のカラス、巨大化したハエが
かえって虚しさを感じられずにはいられません。
そんな中をマイクロバスで通り過ぎ、
道を間違えた結果、高台に位置する老人介護施設に誤到着。
あとから聞いた話ですが、3月11日はこの高台も避難所になっていたそうですが、
その避難所にも大津波は押し寄せ、避難した方が数10名、亡くなったそうです。
気を取り直し、カラスの群れの中、
さらに高台に位置する志津川高校に到着いたしました。
現在、沖縄の自衛隊が常駐して支援されていますが、
宮城県知事の命により、県内でも早々に支援が入ったところだそうです。
現在150名の方が避難されており、
佐々木リーダーの元、とてもまとまっている感の避難所です。
町でもともと食堂を営んでいた親子の尽力により、
現在は、何とか1日3食を自力で賄っているようです。
ただ、やはり炊き出しは歓迎され、
特に、GW以降の炊き出しは久しぶりとあって、
皆さんに感謝されながらの炊き出しとなりました。
避難所の皆さんは、身内を亡くし、家や家財を失い、
生活費が1円もないような、辛い経験をされているのに、
皆さん、気丈に振る舞っていらっしゃいました。
この日のメインメニューは、
にっこうや特製の「野菜たっぷり鶏丼」。
白米は村田先輩からお借りしたガス窯で、つやつやの炊き立てを。
具は主婦3名の主導により、プロ顔負けの味つけとなり、大好評です。
JCメンバー3名も、味見役として奮闘しております。
誤解を招きますので補足しますが、メンバーの男性陣は、
荷物卸やテント張り、ご飯とぎや豆腐切り、効率的な導線確保など、
しっかり仕事をしております。
また、今回は「味噌汁」にも初挑戦。
豆腐、わかめ、油揚げがたっぷりと入った
おふくろの味の味噌汁が完成しました。
山中先輩のご厚意による「野菜ジュース」もお配りし、好評をいただきました。
そして、今回、被災者から大好評だったのは、
以前、みんなで作成した「メッセージ入りトレイ」。
やはり、トレイを支援品としての提供は初めてとのこと。
あとからトレイ50枚の追加依頼もあったほど、たいへん重宝がられました。
そして、撤収。
撤収時には、避難所の皆様から両手を振っての送迎をいただきました。
高齢のおばあちゃんが、走ってどこまでも、手を振って見送っていただいた姿に、
涙をこらえるのが精いっぱいでした。
9回を数える炊き出し支援活動ですが、
今回、特筆すべきはそのコンパクトさ。
6名+運転手さんと少人数ながら、
AM10時に現地に到着し、PM1時には撤収し、PM7時には帰着。
正味3時間という効率の良さ。
これからの真岡JCが目指す支援方法は、
需要があっても供給の少ない「平日炊き出し」。
さらに、少人数で短時間で行う「高効率性」。
そして、長期化するであろう被災地への「継続化」。
今回は、それを見事達成できた炊き出しとなりました。
さあ、まだ被災地入りしていないあなた。
そうです、あなたです!
迷っている間にも、被災者の皆さんは苦しんでいます。
被災者の皆さんが、あなたの支援を必要としています。
次回支援活動は、7月6日(水)。
がんばろう東日本!