4月10日 炊き出し3回目
4月10日(日)に再び炊き出しを行ってきました。今回は牡鹿半島に向かい、2チームに分かれて炊き出しを行いました。
Aチームの編成がまず青年会議所から岡本専務、鈴木副委員長、福田君の3名。そして、我々の活動に賛同しご参加ご協力いただいた真岡商工会議所青年部さんの小野 勝弘会長、磯 一弘委員長、伊澤 和芳さん、そして、真岡商工会事務局の林さんの4名。計7名です。
Bチームは青年会議所から比氣委員長、広瀬副委員長の2名。真岡商工会議所青年部さんから佐藤 利夫さん、伊藤 健さん、伊藤さんの奥様、浜野 美穂さん。そして、お好み焼きARIGATOの永島さんと小島俊さん。計8名。
お好み焼きARIGATO ホームページ
両チーム合わせて15名で現地に向かいます。
今回はBチームの活動から。
Bチームが炊き出しを行ったのが鮎川清優館デイサービスセンターです。現在150~名が避難しています。ここでARIGATOのお好み焼き200枚を初めとする焼き物を焼きます。皆様、お代わりしてくださり好評でした。青年部の皆様もボランティアの心得を実践してくださり、懸命に炊き出しのお手伝いをしてくださいました。
この避難所の現状としては自衛隊の給水車が来てくれている他、電気はつながったそうです。お風呂は7日から10日に一回、5分程度の入浴時間で入ることができるとのことでした。食料は届いているものの口にできる種類は限られており、魚や肉を口にする機会がないそうです。季節の変化とともに夏物の服がないこと、また、支援がいつまで続くかなど、先の不安はやはりあるようです。
Aチームが向かったのが拍浜コミュニティセンターです。
避難所までは津波で道が破壊され悪路が続きます。海沿いの道は通れず、通れる道も土砂崩れしているところがあり、4tトラックには険しい道となりました。また、道沿いの様子としては半数以上の家が津波で破壊されていました。
こちらにいらっしゃる方は134名ということでした。宿泊している方は42名といことで、他の方は自宅の片づけに戻りつつ食事、配給などを受け取りに集まられるとのことでした。動ける方は昼間は自宅の片づけ、地域の瓦礫撤去に力を出して頑張っておられるのがよくわかりました。
こちらでは、けんちんうどんとほうれん草のおひたし、ヒジキ煮、いちご、トマトなどを用意しました。年配の方も多く特にお漬物が喜ばれました。
こちらの避難所の様子としてはお風呂は2~3日に一度、近隣地域の施設で入れるそうです。ごみの収集が1週間に1度。また、こちらにも自衛隊が必要な物資を届けていました。水は沢から引いたものを使用されていました。電気、電話の復旧はまだということです。携帯電話も不安定でごく一部だけ使用できる状況です。
これから必要なものとしておっしゃられていたのがやはり食料関係です。米や味噌、しょうゆなどの調味料、野菜、魚の缶詰、果物などが欲しいとの声がありました。
今回の現場を見た感想としては年配の方が多い集落なので瓦礫撤去等のお手伝いが必要かなということ。物資が行きわたっている所とそうでない所がまだあるのかなということ。衛星携帯電話等で連絡が取れるようになれば安心、安全度が増すのでは?などと考えました。
いずれにせよまだまだ支援が必要な中で、今回、小野会長を初めとする青年部の皆様、ARIGATOの皆様と活動できたことは今後、支援活動を続ける上でなにより心強いことでした。最初の炊き出し、そして、その前の物資支援から多くの皆様にご協力いただいております。今後とも皆様、ご協力よろしくお願いいたします。
以下、現地の様子を報告として載せておきます。