災害支援活動 4月3日(日) 炊き出し第2弾
4月3日(日)に宮城県での炊き出し第2弾に行ってきました。今回は真岡青年会議所から12名、メンバーのお嬢さん、そのご友人親子のお二人、甲府青年会議所の野口さん、そのご友人親子のお二人の18名でバスに乗り込みました。
現に着くまでの間にも他の青年会議所の支援チームや、他団体の皆様など支援に向かう多くの人の姿を見ることができます。日本のみならず世界が思いをひとつにしている様子が見られます。
青果花き地方卸売地方市場で茨城県の古河青年会議所さん、群馬県の藤岡青年会議所さんのチームと合流。そして真岡青年会議所チームに横須賀青年会議所さんのチームが合流、参加してくださいました。
ここで現地の情報を再確認し活動、行き先ごとにチームを分けます。まず支援物資が集まる物流拠点で5名が支援物資の受け入れ、仕分け作業を行うことになりました。現在、多くの物資が集まってきております。それらを被災者の皆様にお届けするために不可欠な大切な作業です。
その後、それぞれのチームが行き先を確認し炊き出しを行う多賀城市、女川町に向かいます。
真岡青年会議所チームは牡鹿半島の東側にある海岸沿いの避難所に向かいます。この地域はリアス式海岸でその小さい湾ごとに集落があり、その集落単位で避難所が分かれているようです。前回、市街地の大規模な避難所を経験していた真岡青年会議所チームは600食を用意しておりましたので、チームをA,B2つに分け2か所の避難所に向かうことにしました。
向かう道沿いではやはり津波の力の強さ、被害の大きさが感じられます。基礎だけを残した住宅後。家屋の上に見える車。行きはあった道が帰りには満ち潮で消えている姿。
海岸から山道を登り着いたのがAチームが炊き出しを行う南三陸金華山国定公園の高台にある海泉閣という旅館です。
この旅館のほんの少し下の道まで津波が登ってきていたとのお話を後で聞き、津波の脅威を再確認します。
(Aチームに参加した岡本専務によるブログ)
到着後、すぐに物資を下しBチームは次の場所に向かいます。
Aチームはすぐに炊き出しの準備にかかります。
作業を開始するとすぐに避難所の方がお手伝いしましょうかと声をかけてくださいました。避難所の女性の方達もお湯を沸かしたりお手伝いくださり、結束して生活している様子が見られます。こちらでは今まで物資は届いていましたが今回のような炊き出しは初めてだそうです。また、海から流れ戻ってきた機材を引き上げ補修し少しづつ生活を整えているお話を聞くこともできました。
皆様の応援メッセージを書いていただいたお盆を出すと私たちを励まそうとこんなことまで考えて用意してくれたんだと喜んでくださり、お盆を一つ一つ手に取りメッセージを見ている方もありました。
農家さんからご提供いただいたトマトやイチゴも、これも皆様に折っていただいた紙の器に入れ配りました。
本当に皆様に喜ばれました。
昼間は町に戻っている方もおられるということで、残った食糧もすべてお預けしBチームの戻りを待ちます。
Bチームは更に奥に進み、道が崩れた関係で女川原発の敷地内を通過させていただき、約100名が避難している寄磯浜の高台にある寄磯小学校に向かいます。こちらは到着が13:00くらいになってしまいお昼を済ませてしまったとのことでした。しかし、温める火や鍋はあるので食事だけでもありがたいと喜んでくださいました。
(Bチームに参加した塚本特別理事のブログ)
今回、2回目の炊き出しを終え今後に向けて考えることは、これまで物資の支援から炊き出しへと支援の希望が変わってきたように、時間の経過とともにやはり場所によって支援の仕方を考える必要があること。また、先週炊き出しを行った避難所でも人数に変化が見られ、半数の方が避難所を離れての生活に戻って行っているようだとの情報もありましたので、小規模の炊き出しを物資の届きにくい場所で行うなどの変化をつけることなどです。
メンバーの意見を合わせ今後も現地の方と連絡を取り、支援活動を続けていきます。