河村会頭真岡へ…―――青年会議所とは―――
8月19日、山王会館において、日本青年会議所会頭河村忠夫君を講師に招き「青年会議所とは」と題して講演いただいた。河村会頭は日本青年会議所ができた背景を、歴代会頭会議における小坂元会頭の「我々は、学従動員で戦地へ行き、多くの仲間が戦死するなか命をもらって日本へ帰ってきた。帰りの船の中で死んでいった多くの戦友の分まで日本という国のために頑張らなければならん。というつもりで東京に着くと、焼け野原に闇から闇へ流れるやみ物資の横行する社会であった。せめて明日の日本、他人の幸福や喜び、弱者のために考えられる青年が一人でも多くいなければ日本の将来はない。そのとき目にしたのが「若者は世界をつくりかえることができる」という当時の国際青年会議所のテーマだった。これからは日本国だけのことでなく、世界の同じ仲間とスクラムを組んで世界の平和を考えなければならない。ということからモントリオールに向かった。」という言葉を引用し、忘れないでほしいと言う。人と社会の可能性を求め、目標を実現するための手段として青年会議所がつくられたということが強調された。 時間の経過が速く感じるほど楽しく興味深くピリッと辛い講演会、日の浅い会員には非常に参考になったものと思われる。