もおか市民討議会2009~明日の真岡に、あなたの声を~
8月2日(日)真岡市二宮文化会館において、「より幅広い層の市民が議論に参加することによって、多様な意見をまちづくりの計画に反映させる」ことを目的に、もおか市民討議会2009が開催されました。
今日、市民の公共サービスに対するニーズが多様化する中で、より良い地域社会を創り上げるために、市民と行政は知恵と汗を出しあうことが強く求められています。こうした現状を踏まえて、私たち真岡青年会議所は、無作為抽出で選ばれた市民が地域の課題について議論する「もおか市民討議会2009」を真岡市と共催で行ないました。芳賀郡内では初めての試みです。
今回は、無作為抽出で選ばれた18歳から80歳までの市民28名により、4人1グループに分かれて、「真岡市の良いところ、悪いところ」「どうすれば、もっと住みよくなるのか」「どうすれば、もっと人がやって来るのか」の3つのテーマについて話し合いました。現実に可能かどうかは別として、グループ内で意見を出し合い、3つに意見をまとめて他のグループに発表するという手法で行い、各グループ様々な意見が出されました。最後に自分の賛同する意見にシールを貼り、どの意見が賛同する人が多いかがわかるようにしました。そして、提案された様々な意見は、真岡市に提出し、これからの行政運営に反映していただきたいと思っています。
これまで、幅広い年齢層の市民が直接行政に意見を出しあえる機会というのは少なかったと思います。「今後もこのような機会を作ってほしい」と参加者からありました。自分が住んでいる町を良くしたいと思っている人は少なくないと思います。これらの人たちの意見を聞くことができる今回のような討議会の場を、青年会議所が発起しなくても、市民と行政が自然と図れるようになることが、青年会議所の考える理想像です。
市民討議会の流れ
①住民基本台帳、選挙人名簿などから1,000名程度の市民を無作為抽出。
②討議会への参加希望者から返答。
③参加希望者を30名前後に絞り込み。
④討議するテーマは実行委員会で選定。
⑤討議会の開催
⑥60~90分を1コマとして、3~4コマのグループ討議。
⑦5人1グループとなって『ワークショップ』を行う。
提案された内容を取りまとめて、報告書として行政に提出し、これからの行政運営に反映させる。