活動

9月第一例会「第33回芳賀教育美術展」開催の報告(前半)


去る、9月10日~29日にかけ、9月第一例会として「第33回芳賀教育美術展 審査会および展覧会」を真岡市の久保講堂において開催しました。

「芳賀教育美術展」は栃木県芳賀郡市(真岡市、芳賀町、益子町、市貝町、茂木町)における、子どもたち(幼稚・保育園生および小学・中学生)を対象にした、地域の美術教育、芸術文化の向上と発展に寄与してきました。昭和62年に第1回芳賀教育美術展を開催し、今年で33回目を迎えます。その前身である「芳賀芸術展」は、真岡青年会議所が「創造美育教育」と「未来豊かな芳賀の地に文化の香りを高めよう」というスローガンのもと昭和55 年から開催しました。

現在では芳賀芸術協会・芳賀地方芸術祭運営委員会・芳賀教育会の三団体共催にて開催されており、真岡青年会議所としては後援と運営団体として深く関わっております。

9月中旬に応募のあった全絵画作品および立体作品を「創造美育」の観点から、美術文化・教育に造詣の深い先生方をお招きして審査を実施いたしました。本年度は、計6,762作品の応募をいただきました。

※創造美育について
http://www.haga-bi.com/theme

それではこれよりは審査会および展覧会の様子を各審査会ごとに分け、レポートさせていただきます。

9/10 13:00~15:00 小・中学校対象 1 次審査

第33回芳賀教育美術展の開催初日となった当日の午前中には真岡市および芳賀郡内にある小中学校の先生方によるご協力のもと、総数3406作品が久保講堂に届けられました。
真岡JCメンバー総出で、作品数の確認、学年ごとの仕分けを行い、第一次審査への準備を整えさせていただきました。
久保講堂を埋め尽くすほどの、想像力溢れる作品が学年ごとに整えられました。

まず初めに、審査員を務めてくださる先生方へ「創造美育」の思想や審査基準などについての説明を改めてさせていただきました。
長時間わたり、全ての作品を一つひとつ真剣に審査していただきました。

9/13 17:00~18:30 子ども審査会

この日は第4回目となった「子ども審査会」でした。
2016年度より新たに設けてられた「子ども審査員特別賞」と一般市民が審査に関わることができる「子ども審査ぺんてる賞」の審査会をさせていただきました。
昨年度「知事賞」および「久保賞」を見事に受賞された生徒の方々に審査への協力依頼をし、大人にはない感性のもと作品を審査していただきました。
当日は國學院大學栃木短期大學 人間教育学科 準教授である「名取 初穂」先生と久保貞次郎研究所 代表である「渡辺 淑寛」氏に多大なるサポートをしていただき、スムーズな運営で開催することがいました。

毎回、この審査会では、作品を選んでいく生徒の方々の笑顔に溢れる様子に感動を受けます。また、様々な作品を見ていくなかで、生徒の方々の新たな創造力育成の機会ともなる最高の審査会です。
4歳のお子様から中学3年生まで、各学年から素敵な作品が選ばれました。そのなかで、最も心に響く作品を「子ども審査員特別賞」として選定させていただきました。
また、この際には、「なぜその作品を選んだのか」「どのような部分に惹かれたのか」などを発表していただくことで、アウトプットの訓練となる機会にもなりました。
本年度の受賞作品が無事に選定されました。
また、同様に一般市民の方々の審査による「子ども審査ぺんてる賞」も滞りなく開催することができました。

「子ども審査会」の詳細につきましては、後日、名取先生がまとめてくださいましたので、下記より是非ともご覧ください。
芸大RP 名取panel_last_202

9/19 9:30~12:00 幼・保育園児 一次審査
9/19 13:00~16:00 全学年 二次審査
9/19 17:00~21:00 展覧会準備
9/21~29 展覧会開催

早朝より多くの美術・芸術に教養の深い審査員の方々にご参集賜りました。
多くの素晴らしい作品の前に、選出に苦しむ先生方。
作品の素晴らしさを物語る印象的な風景です。
先生方が選んだ候補作品を集め、最終の審査が行われました。
最後の最後まで、本気で審査にあたってくださいました先生方には、感謝してもしつくせません。
これにより「第33回芳賀教育美術展」の審査会は全て終了となりました。
今回も多くの関係各位のご協力のもと、無事に開催することが出来ました。心よりの感謝をしますとともに、今後ともご理解ご協力をお願い申し上げます。
本当にありがとうございました。

審査会が終了した後、大急ぎで展覧会開催へ真岡JCメンバーが総力を結集して本年も手作りによる展覧会の準備に取り掛かりました。

夜の久保講堂。幻想的な雰囲気を感じます。

このようにして、「第33回 芳賀教育美術展」審査会および展覧会は開催されております。
今回も本当に多くの子どもたちの自由な感覚による「自己表現」が溢れた作品と出会うことが出来ました。
今後もより良い美術展に発展させていくため、真岡JCメンバー一同精一杯取り組みをさせていただきます。

表彰式に関しては後半にて、更新させていただきます。

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